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2005年6月12日 (日)

旅の記憶Ⅹ 快適シャワー

ラオスに近いタイ北部の町ノンカーイへ行って見ようと思った
のは、なんだか風変わりな、仏教のモニュメントがあるという
ことをガイドブックで読んだからだ。
バンコクから飛行機に乗り、コンケーンという町に着いた。
特に珍しいもののない街中をぶらぶらとしたあと、コンケーン
駅に向かった。
駅ではノンカーイ行きの列車に乗るのにだいぶ待ち時間があり、
私は駅舎の中でくつろいでいた。

そのうち列車の時間も迫ってきたので、駅員に切符を頼んだ。
なんだかおつりが多かった。1千バーツ出したのに、おつりは
それを超えていた。私はその駅員に五百バーツ札が入ってるよ。
と、親切に教えてあげた。百バーツと五百バーツを間違えたようだ。
その駅員は恥ずかしそうに、笑いながらおつりを取り替えていた。

ノンカーイに着いたら、さて宿探し。
宿なんてすぐ見つかるだろうと思っていたが、なかなか。
ちょうど年末で、西洋人がたくさん来ている。
初日の出を見ようと観光に来ているようだ。

あてにしていた宿は全て満員。
3宿も当ったが、どこもいっぱいだった。
最後におんぼろの宿でもいいか、とあたってみたが、そこすら
だめだった。
きょうは野宿になるのかなぁ。
困っていると、そのおんぼろ宿の若い少年が、○○のとこへ行って
みれば、と自分をそこに案内してくれた。
その宿はさらにオンボロだった。
真っ黒に日焼けしたおやじが、
「とまるのかい?」
と言った。
「ええ」
と答えた。
「こっちへ」
まずは部屋を見せてくれるようだ。
見せてもらった部屋は、お世辞にも清潔とはいえない。
ありゃりゃ~。という感じである。
「いくら?」
「百バーツ。どう?」
もう選んでいる場合ではない。
他にないからここに泊まるしかない。
「いいよ」
というと
真っ黒く日焼けしたおやじは、にっこりとして鍵を渡してくれた。

さて、共同シャワーがあるな、ちょっと入ろうか。
シャワー室のシャワーの蛇口をひねると、ゆっくりと水が出てくる。
まっいいか、これでも汗だらけの体を洗える。
見ると横にタンクがあり、水がいっぱい溜まっていた。風呂かな?
よく見ると、なにやら小さい生き物がいっぱいうごめいている。
それは、ぼうふらの大群だった。
私は、そのまま体を洗って、部屋にもどり、夜の街に出かけた。

翌朝、メコン河のほとりまで歩いていくと、しゃれた???レストラン
が並んでいる。私は立ち寄り、なにやら注文して、レストランの
オバちゃんと会話しながら、ゆったりとしたメコン河のながれを眺
めていた。
メコンの流れはゆったりと、黄色く濁っている。
源流はチベットらしい。長い道のりを流れてくるのだろうな。

街中を歩いていると、レンタルサイクル屋があった。
私はかごの付いたチャリをレンタルし、郊外へサイクリングに
出かけた。ママちゃりで。(それしかなかったから)
だいぶ走ったと思う。10数キロ走ったろう。当初の目的地である
モニュメントに向かっていた。
途中で畑の道に紛れ込んだ。
畑仕事をしている夫婦らしき人に声を掛ける。
「ワット○○?!」
畑仕事をしていた中年の人が、思いっきりこちらに向かって走ってくる。
凄い勢いだ。
「????」
私はガイドブックの絵を指しながら、場所を訊ねた。
「こう行ってこう」
彼は指差しながら一所懸命教えてくれた。
「ありがとう」
私は目的地に辿り付くことができた。
あたりはもう夕暮れ時だったように記憶している。

目指した場所には、おっきくて、何やら人口の恐竜のような、化け物
のようなつくりものがいっぱい並んでいた。
これって仏教寺院なのかなぁ。なんでこんなもの作ったのかなぁ。
よく分からない世界だった。

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Fi2621125_3e

また行くことはないと思っている。

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コメント

>よく分からない世界だった。

その意見に賛成!

>パンジィさん
なんか思い出して来たぞ !
そうだ !
なんか分からない世界だ。

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