« 旅の記憶Ⅱ シクロ | トップページ | 旅の記憶Ⅳ クチのトンネル »

2005年5月 4日 (水)

旅の記憶Ⅲ フートー競馬場

以前、NHKの「アジア発見」という番組で、ホーチミンの競馬場を
紹介していた。
行ってみたいと思い、バイクタクシーで競馬場まで頼んだのだが、
ドライバーはよく場所が分からないらしい。
近くなったところで降ろしてもらい、私は歩いて探していた。
とある路地に入って、人を見つけたので訊いてみた。
「競馬場はどっちですか?」
「これから俺らも行くところだ。一緒に行くか?」
ということになった。
都合10人あまりの集団で、バイクで行くことになった。
わたしは、知らないうちにバイクの後ろに乗っかっていた。
「すりが多いから気をつけろよ。金目のものはズボンの前
ポケットに入れとくんだ。」
入り口で、親切に男は教えてくれた。
競馬場では皆で酒盛りになり、次々とビールを開けていった。
少年らもいっぱい寄ってきて、わいわい騒いでいる。
凄く盛り上がった。
でも、馬券はまったく当らずだった。
彼らは鉄鋼関係の会社のメンバーだったようだ。
レースが終わった後、
「街まで送ってやる」
と言われた。
みんなで、私の宿泊している安ホテル迄バイクで送ってくれるようだ。
ホテルの近く迄送ってくれたが、彼らは近くの食堂(露店)で待っている
から、後で会おうということになった。
私はホテルで着替えて、約束した食堂に行った。
彼らの人数は20人を超えていた。
彼らの子供や奥さんまで一緒だった。
皆で盛り上がり、楽しい夜となった。
さて、もうお開きとしようか。
勘定はどうするのかと思っていると、
「俺ら競馬でスって、金ないんだ」
と次々に言ってくる。

Fi2621124_1e

結局、私は皆の分を払わされた。
帰りに「気をつけて帰れよ」なんて言ってしまったが、
なんとも腹立たしいような、悔しいような感じの夜だった。

もう、こっちの連中と仲良くするのはやめようと思った。

« 旅の記憶Ⅱ シクロ | トップページ | 旅の記憶Ⅳ クチのトンネル »

旅の記憶」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 旅の記憶Ⅱ シクロ | トップページ | 旅の記憶Ⅳ クチのトンネル »